突然の訃報のあと、家族のスマホが開けなくて困っていませんか？
スマホには写真・連絡先・銀行アプリなど、故人の大切な情報が詰まっています。
本記事では、ロック解除できないときにやるべき対処法を分かりやすく解説します。
スマホが開けないことで困ること
亡くなった家族のスマホがロックされたまま開けないと、多くの場面で困ることが出てきます。
今やスマホには写真や動画だけでなく、銀行口座やクレジットカードの情報、各種契約先の連絡手段まですべてが詰まっている“第二の脳”のような存在です。
もし、スマートフォンが開けなくなっている場合、どんな問題が出てくるのか考えてみましょう。
思い出の写真や動画が見られない
スマホがロックされたままでは、故人の思い出の写真や動画を見ることができません。
家族との大切な思い出がすべてスマホの中にあるという方も多いのではないでしょうか。
最近ではGoogleドライブやAmazonなどのクラウドサービスに保存しているケースも多く、パスコードが分からないと確認することすらできません。
思い出にアクセスできないまま処分してしまえば、二度と大切な思い出に触れることはできなくなります。
遺品整理において、デジタルデータは“新しい形の遺品”です。
スマホを処分する前に、専門業者やメーカー対応を検討し、大切なデータを取り出す手段を探ることが大切です。
銀行口座・クレカ明細の確認ができない
家族が亡くなった後、スマホが開けないことで困るケースが「銀行口座」や「クレジットカード」の情報確認です。
私も通帳や紙の明細を持たない暮らしをしており、すべてスマホアプリで管理をしています。
仮に、スマホのロックが解除できなければ、口座残高や引き落とし状況の確認ができず、家族に多大な迷惑をかけてしまうでしょう。
特にサブスク契約や自動引き落とし設定などがある場合、放置すると無駄な出費が発生します。
こうした経済的な損失を防ぐためにも、早い段階でスマホロック解除や口座情報の確認が必要となってきます。
生前にアカウント情報をまとめておく「パスワードブック」等も有効な対策になるのでオススメです。
SNSやメールの通知に対応できない
スマホが開けない状態では、SNSやメールに届く通知に対応できないという問題もあります。
亡くなった本人宛に届く連絡には、友人・知人からのお悔やみのメッセージや重要な情報が含まれている場合があります。
それを放置してしまうと、返信がないことで相手に不信感を与えたり、必要な手続きを見逃したりするリスクも高まります。
SNSアカウントの追悼設定や削除申請を行う機能もありますが、それもスマホが使えないと困難に。
早期にスマホのロックを解除することが、円滑なデジタル遺品整理につながります。
すぐにやるべき３つのステップ
亡くなった家族のスマホが開けないとき、焦りや不安で何から始めていいか分からなくなるものです。
けれど、冷静に順を追って対応すれば、トラブルを最小限に抑えることができます。
ここでは、スマホロック解除に向けてまず行うべき3つの具体的なステップを紹介します。
パスコードの確認を試みる
亡くなった家族のスマホが開けないとき、まず試すべきは「パスコードの確認」です。
誕生日や記念日、車のナンバー、電話番号の下4桁など、本人が日常的に使っていた数字を思い出してみましょう。
家族間で共有していたパスコードやメモ帳に記録されていた情報も要チェックです。
何度も間違えるとロックが強化される可能性があるため、慎重に試すことが大切です。
スマホロック解除は遺品整理の第一歩。
安易に初期化せず、まずは身近な情報からヒントを探ってみましょう。
モデル別にメーカー対応を調べる
スマホのロック解除が難しい場合は、メーカーごとの対応を確認しましょう。
たとえばiPhoneは、死亡証明書や法定相続書類を提出すればAppleがアカウント解除をサポートしてくれます。
iPhoneの場合はこちらをご参考に
一方で、Android端末はGoogleアカウントの申請フォームからアクセス申請が可能です。
Googleのアカウントの場合はこちらご参考に
どちらも正当な手続きが必要となるため、事前に必要書類や手順をしっかり確認することが重要です。
スマホの種類によって対応方法が異なるため、機種名やOS情報を調べたうえで公式サポートページをチェックしましょう。
専門業者に依頼する選択肢も
どうしてもスマホが開けない、または中のデータが大切な場合は、「デジタル遺品専門業者」への依頼も選択肢です。
業者によってはスマホのデータ復旧やロック解除、SNSアカウントの整理まで幅広く対応してくれます。
費用は数万円程度が相場ですが、大切な写真や財産情報を確実に守るためには有効な手段です。
何も分からないし、面倒なことは任せたい方はこちらから無料相談
が受けられます。
詳しいことは下記の記事を参考にしてください。
